殺処分ゼロを目指す公益財団法人ヒューマニン財団

犬の殺処分ゼロを目指して

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犬の殺処分ゼロを目指して

今はどこに住んでいても、少し外を歩いていたら、かわいい服を着たり、きれいにトリミングをしてリボンなどをつけてもらっている犬を1匹は見かけるでしょう。お金をたくさんかけてもらっているとひと目わかる犬がたくさんいます。見るからに幸せそうです。

その反面、今、この時も刻々と殺処分の時が迫っている犬もたくさんいるというのも現実です。中には飼い主に保健所に連れてこられた個体もいます。重症な怪我が原因だったり、病気が原因だったりの個体もいます。高かっただろうと思う犬さえいます。人間の事情で飼えなくなったとか、人間の言うことを聞かないとか、攻撃性がありかわいくないとか、そのような理由で保健所に連れてこられる場合も多いです。とても残念で、悲しいことです。

犬というのはしっかりとしつけなければいけない生き物です。頭がとてもいいですし、人間が大好きな子がとても多いです。ですから、しっかりとしつければ、とても飼いやすい生き物です。刑事事件で活躍する個体、目の見えない人の横を常に一緒に歩いて目の役割を果たす個体などはしっかりとしつけがされたから、あのような仕事ができわるわけです。生まれた時から、とても賢いわけではありません。知能の高い種類、個体というのはあるのでしょうけれど、何も教えなければ、人間の都合のよいように動いてくれたりはしません。

それなのに、言うことを聞かないなどという理由で保健所につれていくなど、とんでもないことです。このような人間がいる限り、殺処分ゼロにはなりません。ペットを新しく飼う人もそれなりのチェックを受けるような世の中になってほしいです。お金さえ出せば、だれでも、かわいいペットをその場で手に入れることができるというのは基本的にはよくないでしょう。殺処分ゼロにするにはまず、ペットを飼う資格が無い人にはペットを簡単に買えないようにするべきでしょう。

そして、殺処分の時間が迫っているペットの情報はもっと多くの人にシェアされるようになるべきです。そうすると、特にペットを飼おうとは思っていなかったけれど飼える資格のある人の心が動くこともあるでしょう。また、今、まさにペットショップに犬を買いにいこうとしている人や、ブリーダーさんを探している人の目につくこともあるでしょう。

現実としては殺処分ゼロにはすぐにはならないでしょう。1人の人間が助けてあげられペットの数、飼えるペットの数には限りがあります。けれど、ゆっくり、少しずつ殺処分ゼロに近づけていくことは可能です。動物の殺処分ゼロを目指しましょう。

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