NPO団体しっぽのなかまさんより、お預かりさせていただき、プログラムに参加していたポロロちゃん。
初めて会ったときは、とにかく触ってほしくて、遊んでほしくて、構ってほしいと体で思いっきり表現していたポロロちゃん。
でも、初めての場所、初めて見るもの、初めての人(特に男の人)には、慎重に行動していました。
それでも、少年院や、ボランティアのサポートファミリーのお宅、またイベントなどで経験を重ねることで、自分に自信を持ってきたのか、徐々に自分の気持ちを人や犬に、上手に表現できるようになってきました。
少年との訓練で一番苦労したのは、DOWN(フセ)。
通常なら、2〜3回の訓練でできるものの、初めてフセができるまでに2週間かかりました。
それでもポロロちゃんを担当していた少年は、試行錯誤をしながら、諦めずにポロロちゃんが分かってくれるまで向き合い続け、初めてできたときには担当少年だけではなく、他の生徒も一緒にみんなでよろこびました。
その後も、時々、雰囲気に流されうまくいかないこともありましたが、これがポロロの個性と考えると、それがポロロのいいところへと変わっていきました。
プログラムの3ヶ月間で、ときどき仲良しのカイくんとイタズラをすることはありましたが、人に甘え上手で、穏やかで落ち着いた犬になりました。
そんなポロロちゃんを新しい家族に迎え入れていただいたご家族。
家族は、お父さん、お母さん、そしてお姉ちゃんと弟くん、先輩犬と猫ちゃん。
しっかり者のお姉ちゃんと一緒に、まだちいさな弟くんも、ポロロちゃんのお世話をしっかりしてくれて、『ポロロちゃん大好き〜』という似顔絵付きのお手紙もいただきました。
みんなでいろいろな所に出かけたり、先輩犬や猫ちゃんともとても仲良く過ごさせていただいているようです。
これからは、寂しい思いをすることなく、暖かな場所で、優しい家族に囲まれて過ごしていってくれることでしょう。
新しいご家族の皆さま、ポロロちゃんをどうぞ宜しくお願い致します。
そして、ポロロちゃんを応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
クリックのご協力、宜しくお願い致します!!!
ブログポロロ巣立ち:後編
2015年5月14日