ペットの殺処分ゼロを目指す里親探し
ペットの殺処分ゼロを目指す里親探し
現在日本では、各都道府県に動物愛護センターがあります。そこには、転勤が決まったからとか、飼ってみたら大きくなりすぎて、手に負えなくなったとか、子供にアレルギーが出てしまったとかの理由でその動物を飼えなくなってしまい、動物愛護センター(保健所)に連れてこられたり、棄てられたりしてしまった犬や猫などの動物が毎年、あるいは、毎日のように次から次へと後を絶たない状況です。あるいは、無計画な繁殖をし過ぎて、売れ残ったりした犬や猫を持ち込む人もいたりします。
動物愛護センター(保健所)では、保護された動物たちをずっと飼育することは、スペースにも限りがあるので、できません。飼い主の迎えに来てくれない犬や猫の動物たちは、新しい飼い主が見つからなければ殺処分の対象になってしまいます。人間と同じように感情もある犬や猫たちの動物たちが、人間の身勝手な無責任な行動でその尊い命が毎年毎年たくさん失われていく現実は、とても辛すぎます。
そんな中で、殺処分ゼロを目指して、以前の飼い主が迎えに来ない犬や猫たちに新しい飼い主を見つける里親探しをして、尊い命を救う活動をしている団体があります。人間によって一度辛い目にあった犬や猫たちが二度と辛い思いをすることのないように、里親探しをすることによって、新しい飼い主と出会えて、また笑顔を取り戻し、その生涯を全うすることは同じ命を持つ者として何よりもうれしいことです。殺処分ゼロの日がいつの日か日本にも訪れるように里親探しをして、大事に育ててくれる新しい飼い主を見つけることで、幸せになる犬や猫たちがたくさんいます。人間も動物たちもその命に違いはないはずです。人間の命だけが尊くて犬や猫など動物の命は、いらなければ簡単に処分するということが、許されていいはずはありません。
殺処分ゼロの日が来る事を目指して、動物の保護団体では、これから犬や猫と新たに暮らす選択をした人たちに、里親探しをしている動物たちがいることをより知ってもらうことが、とても大切です。ペットショップに行かなくても新しい飼い主さんを待っているたくさんの犬や猫たちがいることを知ってもらい、里親になるという一つの選択肢も動物と暮らし始めるきっかけになるように里親探しは、大切な活動の一つです。殺処分ゼロの社会は、弱者にも優しい社会です。優劣のない尊い命、小さな命も大事にするそんな社会が近い将来、日本に訪れることを願います。