殺処分ゼロで可愛いペットの命を守る
殺処分ゼロで可愛いペットの命を守る
時々ニュースでも、可哀想そうなペットのことが、よく取り上げられています。
飼い主たちが、何らかの都合で、飼えなくなった犬や猫を動物愛護センターに連れていき引きとってもらっています。
事情はいろいろで、飼い主が死亡したり、入院したり、家族が動物アレルギーになってしまった、高齢で最後までみられなくなってしまった、などというものも多くあるようです。
動物愛護センター(保健所)ではできるだけ犬や猫を引き取ってくれる人を探しますが、ひきとってもらえるのはほんのわずかで、残念なことにほとんどのペットはそのまま、殺処分されてしまいます。明日、殺処分されるかもしれなくても、犬や猫にはそのことがわかりません。
人間のように、話すこともできません。
そんなペットの命を簡単に終わらせてしまうことに人々は悲しみを覚えます。
当然、犬や猫にはそれまで、かわいがってくれていた飼い主がいたはずです。
無責任に捨てられてしまった犬や猫もいます。
本来なら生涯、飼ってもらえるのが普通です。
昨日まで、飼われていたのに、急に捨てられてしまうということに、抵抗さえできません。
犬や猫には理解できません。
そこで、大事なペットの命を簡単に断ち切ってしまわないように、殺処分ゼロという運動がなされています。それにはいろいろな団体が協力しています。
財団法人やボランティアなどがそうです。
セカンドオーナーとの縁結び、適性のある犬や猫は、人や社会に貢献するペットとしてトレーニングを実施したりします。
それによって犬や猫の命を守り、そのセカンドライフの充実のための事業を行っています。
人々の自愛をもって、犬や猫の殺処分ゼロをめざしています。
目標は2022年といいますが、できるだけ早く殺処分ゼロにするために多くの人が協力しています。
ある団体は施設を福島に設置、準備しています。
福島では未曾有の大地震および原発事故と放射能汚染により、自然も人も社会も大きな傷を受けました。今もなお、現状に苦しんでいます。
飼い主に捨てられ、殺処分を待つという理不尽な運命を背負わされた犬、猫たちの命を救い、運命を変えられるのではないかというプログラムを考えています。
動物が大好きな人々の理性と慈愛を福島に集め、福島の復興に貢献しながら、ともに再生の道を歩もうとしています。
人間の命が大切なように、その人間に寄り添い、まるで家族のようなペットたちの命も大切です。多くの人たちができるだけ早く、殺処分ゼロをめざしています。