殺処分ゼロを目指す公益財団法人ヒューマニン財団

殺処分ゼロのために人々が考える事

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殺処分ゼロのために人々が考える事

そもそも殺処分がなぜ行われるのか


殺処分ゼロを目指すためにも、なぜ、動物が殺処分をされるのかということを知る必要があります。まず、理由について説明していきます。
殺処分が行われる一番の理由としては、飼い主の身勝手な理由によって捨てられる動物たちがいるからになります。しかし、残念ながら飼い主が身勝手な理由で保健所に持ち込んだ場合、保健所はそれを拒否することができません。何故なら法律で決まっているからになります。
逆に飼う側からしたら、いざという時は保健所に渡すことができてしまうということです。
保健所に渡された動物たちは、ずっと預けられるということはありません。さすがに場所にも限りがあるため、受け入れられる数が一定数を超えてしまうと、保護をし続けることが困難となり、殺処分をしないといけなくなります。これが法律による決まりとなります。好きで殺処分をしているわけではなく、仕方がないということになってしまいます。このように、一番の理由は飼い主の身勝手な理由によって保健所に連れて行くことがきっかけでこのような残念な事態となっています。二つ目の理由はすべての犬を譲渡できないからになります。保健所に持ち込まれる犬の数は、年間でどのくらいの数が運ばれてくるかご存知でしょうか?年間でおよそ10万頭となっています。
正直なところ、1頭の犬を育ててくれる方を探すのでも正直大変ですし、時間がかかります。人手もいるので、今の職員の数だけでは到底、対応しきれない数となっています。その他、世話をするための行政の予算では、まかないきれない部分もあります。対応しきれないということが現状で、多くの動物たちは殺処分をするしか今のところ方法はないとされています。
このように、殺処分をされる理由はさまざまとなっており、多くは飼い主の身勝手な理由によって運ばれてきます。これらを改善しないことには殺処分ゼロというのは実現することが難しくなってしまいます。
そのためにも人間一人ひとりの力が必要になることとなります。

保健所に収容されてしまった動物たちの運命


保健所には年間で数万頭の動物たちが収容されます。収容された動物たちを守るにはどうすれば良いのでしょうか。動物たちの殺処分ゼロを目指している方たちもたくさんいます。
では、殺処分ゼロを実現するための試練はどういったものがあるのでしょうか。まず、保健所に収容されてしまった犬たちは、新しい飼い主や、元の飼い主が保健所に迎えに来なかった場合、原則として数日間という短い間で処分の対象となってしまいます。飼い主が安易な気持ちで飼い始めた犬や猫、まだ乳離れをしていない子犬たち、保健所に収容されてしまった犬たちは多くの場合、処分をされてしまう可能性の方が高くなってしまいます。これほど厳しい現実が待っているということになります。
殺処分ゼロを実現するためには、この短い期間の間に飼い主を探すこと、または保健所に収容される前に受け取ってくれる飼い主を探すことなどが条件となっています。保健所は、動物たちの処分をしますが、実際には処分をすること以外にもいろいろな働きかけをしています。たとえば動物の情報を公開したり、里親になるための講習会をしたり、譲渡会を開いたりもしており、さまざまな活動を積極的に行っています。一見、保健所の方たちが悪いと思いがちですが、職員の方たちも誰一人として、処分をしたいと思っている方はいません。それだけ深刻の問題となっています。実際に収容されてしまった動物たちの中でも新たな飼い主が見つかるということはごくわずかとなっています。世の中には飼いたいと思っていても飼えないところもあり、収容される数が多すぎて引き受けたとしても数が一向に減らないというのが現状となっています。本当に深刻な問題となっているので、飼い主がしっかりと責任と覚悟を持つことが大切です。

殺処分ゼロを実現するために


先ほどは、収容されてしまった動物たちはなかなか救えないのが現状と話しましたが、それによって諦める必要はありません。こういった現実を踏まえて、殺処分ゼロを実現するために私たちができることを考えていく必要があります。まず、一つ目の方法としては、動物を飼う人たち一人ひとりがしっかりと考えるということが大切です。殺処分がされる理由としては、基本的に人間が理由でこのような深刻な問題となっています。飼い主が責任を持った行動をすれば、動物を大切に守ることができるのです。たとえば犬は今では10年以上生きることも普通になってきていますが、10年間はしっかりと飼い主が面倒を見ることとなります。飼い主としての責任はその動物が一生を終えるまで見守るということです。しっかりと覚悟を一人ひとりが持てば、殺処分ゼロを実現することができます。その他にも今ではボランティア活動などで、犬を救うための活動がされています。こういった団体に参加することによっても殺処分ゼロを実現するために貢献をすることができます。

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