殺処分ゼロを目指すために必要な取り組みとは?
殺処分ゼロを目指す「ヒューマニン財団」 TOP > コラム > 殺処分ゼロを目指すために必要な取り組みとは?
テレビや映画、雑誌などで可愛い犬が紹介される場面を何度も見る機会が増えてくる事や、芸能人がSNSに画像をアップしている事からも近年はペットブームになっている事は間違いありません。しかし華やかなペットブームの裏側では、何の罪もない犬や猫が殺処分をされることが多くあります。殺処分で注目されるのは飼い主の勝手な考えにより、保健所などの行政機関に持ち込んで飼育放棄する事です。保健所にいる犬の多くは時が来たら殺処分の対象になります。自分が手を下さなくても殺しているのと何ら変わりが無いのです。もちろん飼い主が保健所に持ち込む以外にも何らかのトラブルで迷子になってしまった犬や猫も保健所に送られたりもしますが、平成26年度に保健所にお世話になった犬50,000頭のうち、8,000頭が飼い主からの持ち込みという許しがたい内容になっております。
保健所に持ち込む方の多くが、次の飼い主へ譲渡され自分の所に住んでいるよりも幸せになるなど甘い事を考えておりますが、実に40パーセント以上の犬や猫が殺処分の対象として炭酸ガスで人為的に殺されています。この数値は譲渡される犬や猫が30パーセント強という事を考えてもほとんどの犬が命を失う事になります。また25パーセントくらいの犬は、迷子の犬が元の飼い主が見つかり迎えに来てもらった数値になりますので、持ち込まれた犬の未来は非常に悲しい現実になっている事が分かると思います。もちろんさまざまな理由で飼えなくなってしまう可能性はあります。中にはリストラにあってしまい、ペットを飼える物件に住めなくなったなど同情する理由が無いとはいいませんが、それでも万が一の事があった時などにお願いできる知人などを見つけておくなど何らかしらの対策は取れると思うのです。
殺処分ゼロを目指し、国や民間ボランティアなどの多くの方々が動いてくれています。特に地方自治体などの動物愛護センターやその他の保護団体が保健所に運ばれた犬や猫の中で飼育が困難になった状態にあるペットを預かって、飼ってくれる人を探して譲渡するような活動はかなり活発になってきています。本来死ぬしかなかった犬や猫が新しい飼い主を見つける事で第二の人生を生き始める事ができるのです。この活動の大きな所は、死ぬはずだった犬や猫を救うだけでなく、新しくペットを購入しようとしている方の数を減らすという効果があります。新しくペットを買う方の中には飼い主の勝手な都合で保健所に持ち込む方が一定数いらっしゃいます。その可能性を減らしているという効果もありますので、効果は二倍以上になります。保護団体では単に預かって飼い主を探すのではなく、避妊手術などを行いこれ以上犬や猫が増えないような取り組みも行っております。
現在は自分勝手なブリーダーが増えすぎているというのもあり、人口に対して犬や猫の数が多すぎています。現在死ぬかもしれない犬がたくさんいるのに新たに増やすというのはやはり殺処分ゼロを目指す取り組みとしては考えてしまいます。また、躾が出来ていない犬が多いため、次の飼い主さんが苦労しないように最低限の躾を行っている団体もあります。子犬のうちにしっかり躾ができていないと、大人になってから躾をしても難しいことが多くあります。そのため新たな飼い主が見つかっても返却されないようにと最低限の躾を行ってくれている団体が増えてきました。特にトイレの躾などはかなりの負担を減らす事ができますのでありがたい取り組みとなっております。
震災などで飼い主が分からなくなってしまったり、いなくなってしまった場合などに保健所に運ばれてくる犬以外の、飼い主が飼育放棄する事によって保健所に持ち込まれた理由はさまざまですが、その中でも多くなっているのが、引っ越し先がペット禁止になってしまったという事です。特に地方在住の方が都心部に引っ越す際にそのような問題に直面するようです。確かに都心部にはペット可の物件は少ないですし値段も通常の賃貸物件よりは割高になってしまいます。そのため保健所に持ち込む方が増えているのですが、もしそれがペットではなく仮に自分の子供であったり配偶者であったら諦めずに一緒に住める所を探すのではないのでしょうか。難しいけれどもペット可の物件の中でもリーズナブルな物は必ずあります。最初から諦めずにしっかりと探してみてください。
また、引越しのような物ではなく、単純に子犬の時は可愛かったけど大きくなって可愛くなくなったからという理由や、躾ができないから飼えないという方、老犬になってしまって介護が大変、中には思ったよりも臭いがあるなど身勝手以外の何物でもない理由などもあります。保健所に預けられた犬や猫の世話をする職員の方のお給料やご飯代、最後に殺すための炭酸ガスやその設備、焼却するための燃料費などこれらすべてが税金です。お金が無いから手放すという方は、巡り巡って自分の生活を圧迫しているのを気づいていないのです。ペットを飼うというのはそんなに簡単な物ではありません。しっかりと知識をつけた上で、それでも大丈夫だという人だけが購入するようにしないと殺処分ゼロは達成する事はできません。
殺処分ゼロを目指すために必要な取り組みとは?
保健所に持ち込まれたペット
テレビや映画、雑誌などで可愛い犬が紹介される場面を何度も見る機会が増えてくる事や、芸能人がSNSに画像をアップしている事からも近年はペットブームになっている事は間違いありません。しかし華やかなペットブームの裏側では、何の罪もない犬や猫が殺処分をされることが多くあります。殺処分で注目されるのは飼い主の勝手な考えにより、保健所などの行政機関に持ち込んで飼育放棄する事です。保健所にいる犬の多くは時が来たら殺処分の対象になります。自分が手を下さなくても殺しているのと何ら変わりが無いのです。もちろん飼い主が保健所に持ち込む以外にも何らかのトラブルで迷子になってしまった犬や猫も保健所に送られたりもしますが、平成26年度に保健所にお世話になった犬50,000頭のうち、8,000頭が飼い主からの持ち込みという許しがたい内容になっております。
保健所に持ち込む方の多くが、次の飼い主へ譲渡され自分の所に住んでいるよりも幸せになるなど甘い事を考えておりますが、実に40パーセント以上の犬や猫が殺処分の対象として炭酸ガスで人為的に殺されています。この数値は譲渡される犬や猫が30パーセント強という事を考えてもほとんどの犬が命を失う事になります。また25パーセントくらいの犬は、迷子の犬が元の飼い主が見つかり迎えに来てもらった数値になりますので、持ち込まれた犬の未来は非常に悲しい現実になっている事が分かると思います。もちろんさまざまな理由で飼えなくなってしまう可能性はあります。中にはリストラにあってしまい、ペットを飼える物件に住めなくなったなど同情する理由が無いとはいいませんが、それでも万が一の事があった時などにお願いできる知人などを見つけておくなど何らかしらの対策は取れると思うのです。
殺処分ゼロの取り組み
殺処分ゼロを目指し、国や民間ボランティアなどの多くの方々が動いてくれています。特に地方自治体などの動物愛護センターやその他の保護団体が保健所に運ばれた犬や猫の中で飼育が困難になった状態にあるペットを預かって、飼ってくれる人を探して譲渡するような活動はかなり活発になってきています。本来死ぬしかなかった犬や猫が新しい飼い主を見つける事で第二の人生を生き始める事ができるのです。この活動の大きな所は、死ぬはずだった犬や猫を救うだけでなく、新しくペットを購入しようとしている方の数を減らすという効果があります。新しくペットを買う方の中には飼い主の勝手な都合で保健所に持ち込む方が一定数いらっしゃいます。その可能性を減らしているという効果もありますので、効果は二倍以上になります。保護団体では単に預かって飼い主を探すのではなく、避妊手術などを行いこれ以上犬や猫が増えないような取り組みも行っております。
現在は自分勝手なブリーダーが増えすぎているというのもあり、人口に対して犬や猫の数が多すぎています。現在死ぬかもしれない犬がたくさんいるのに新たに増やすというのはやはり殺処分ゼロを目指す取り組みとしては考えてしまいます。また、躾が出来ていない犬が多いため、次の飼い主さんが苦労しないように最低限の躾を行っている団体もあります。子犬のうちにしっかり躾ができていないと、大人になってから躾をしても難しいことが多くあります。そのため新たな飼い主が見つかっても返却されないようにと最低限の躾を行ってくれている団体が増えてきました。特にトイレの躾などはかなりの負担を減らす事ができますのでありがたい取り組みとなっております。
保健所に持ち込む理由
震災などで飼い主が分からなくなってしまったり、いなくなってしまった場合などに保健所に運ばれてくる犬以外の、飼い主が飼育放棄する事によって保健所に持ち込まれた理由はさまざまですが、その中でも多くなっているのが、引っ越し先がペット禁止になってしまったという事です。特に地方在住の方が都心部に引っ越す際にそのような問題に直面するようです。確かに都心部にはペット可の物件は少ないですし値段も通常の賃貸物件よりは割高になってしまいます。そのため保健所に持ち込む方が増えているのですが、もしそれがペットではなく仮に自分の子供であったり配偶者であったら諦めずに一緒に住める所を探すのではないのでしょうか。難しいけれどもペット可の物件の中でもリーズナブルな物は必ずあります。最初から諦めずにしっかりと探してみてください。
また、引越しのような物ではなく、単純に子犬の時は可愛かったけど大きくなって可愛くなくなったからという理由や、躾ができないから飼えないという方、老犬になってしまって介護が大変、中には思ったよりも臭いがあるなど身勝手以外の何物でもない理由などもあります。保健所に預けられた犬や猫の世話をする職員の方のお給料やご飯代、最後に殺すための炭酸ガスやその設備、焼却するための燃料費などこれらすべてが税金です。お金が無いから手放すという方は、巡り巡って自分の生活を圧迫しているのを気づいていないのです。ペットを飼うというのはそんなに簡単な物ではありません。しっかりと知識をつけた上で、それでも大丈夫だという人だけが購入するようにしないと殺処分ゼロは達成する事はできません。