殺処分ゼロを目指す公益財団法人ヒューマニン財団

殺処分ゼロを目指すために知っておきたい命の期限

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殺処分ゼロを目指すために知っておきたい命の期限

殺処分ゼロとはすなわち保健所に犬や猫が引き取られた後、殺処分をされることなく別の場所で生きていける環境をつくることです。
殺処分ゼロを求める声は非常に多く、動物愛護団体などはもちろんのこと、そうではない一般市民の方も多くが望むようになっています。
ただ現実として殺処分ゼロを目指すには難しい部分があるということも忘れてはいけません。
殺処分の無い社会を目指すため、知っておかなくてはならないのが命の期限の存在です。

この命の期限とは、保健所に引き取られた犬・猫たちが殺処分を受けるまでの制限時間のことです。
具体的な日数としては10日程度が命の起源とされています。
保健所に保護されてから10日経過した動物たちは、二度と外の世界を見ることが出来なくなってしまいます。
中にはこうした命の期限を設けるのをやめるべきだというように主張する人もいますが、それは現実的に考えて非常に困難です。
これはどうしてかというと、基本的に保健所などの動物を保護する場所のスペースは限られているからです。
例えば100人の人がいたとして、その人全てをマンションの1室に永続的に住まわせることはできるでしょうか。
これは絶対に不可能なことであり、保健所であっても同様のことです。
無限に動物を収容することが出来ない以上、管理する日数に関して制限をかけるしかありません。

さて、ではこうした命の期限に対してはどのように向き合っていくべきなのかというと、各地方で行われているのがNPO団体による動物たちの保護です。
NPO団体では無制限に動物を保護するというわけではありませんが、里親が見つかりそうな動物に関してはなるべく長い期間保護し、新しい里親が見つかるような準備をします。
例えば病気を持っているのであれば治療を行い、予防接種が必要そうであればその費用を一時的に負担して予防接種を行います。
そうしたNPO団体に共感した人がその団体に寄付をしたり、協賛会員となって回避を支払うことで、より多くの動物を救えるようになってきました。
ただしかし、いくらNPO団体が増えても限界があることは変わりがありません。
そうした団体がいるから問題ないというように考えることも間違いですから、今必要なのは命の期限を迎えるよりも先に動物たちが引き取られていくこと、そして動物が保健所に入ることを無くすことです。
NPO団体はあくまでも、状況を改善するために作られたものであり、本来であれば必要がない環境が好ましいと言えます。
NPO団体に頼らずとも動物たちを救える環境をつくることが必要です。

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