殺処分ゼロを目指すため、進む一時預かりや保護の動き
殺処分ゼロを目指すため、進む一時預かりや保護の動き
多くの自治体では、保護されたり、遺棄されてしまったペットたちが、保健所などで殺処分されてしまう頭数を減らすために、殺処分ゼロを目指すボランティア団体等と協力して、殺処分されるペットがゼロになるよう、活動を行っています。
ペットが保健所などに持ち込まれたり、保護されてしまう理由はさまざまです。
たとえば飼い主が高齢になってしまったり、あるいは病気になってしまったために飼育が困難になった場合などもありますが、飼育する責任を放棄した飼い主により、保健所などに持ち込まれてしまったペットも少なくありません。
保健所などで処分されるペットのことはたびたび報道されていますが、それに伴って各地で殺処分ゼロを目指す動きが起きるようになりました。この運動が大きくなり、また多くの人に浸透する中で、支援するボランティア団体に保護されたペットたちの一時預かりをするボランティアを広く募集することが必要になってきました。
ペットの一時預かりとは、通常はボランティア団体で預かり、飼育しているペットたちを、イベントを実施している間や長期の休暇中などの期間に限って、一般のご家庭で預かり、飼育してくれるボランティアを募集しています。
これまでペットを飼ったことがないご家庭でも、ドッグトレーナーが全面的にサポートしてくれるため、安心してボランティアに参加することができます。また預かる間に必要になるドッグフードやケージなど、最低限必要なものはすべて準備してくれるため、ペットを預かる人が費用的な心配をする必要はありません。
家族から愛されて、その一生を終える幸せなペットがいる半面、突然に遺棄されたり、飼育を放棄されるなどして、生活環境が大きく変わるだけでなく、生命の危機に瀕してしまうペットたちも決して少なくありません。
こうしたペットたちの命を救い、生活することができる場を提供すると同時に、殺処分ゼロを目指して活動するボランティア団体は各地に設立されており、その目的に賛同する人たちもどんどん増えています。
ペットを譲渡してもらい、飼育するご家庭だけでなく、ボランティア団体で保護している動物たち一時預かりしてくれるボランティアも広く求められています。
譲渡を受けることはできないまでも、こうした活動に興味をお持ちの方は、殺処分ゼロを目指す動きの一環として、ぜひ一時預かりのボランティアとしての参加を検討されてみてはいかがでしょうか。